加圧中に

朝7時起床。
王さんを送り出した後、今日は近所の児童館で赤ちゃんの集まりがあるので外出。ここ2、3日、長女の赤ちゃんがえりによって抱えたストレスを解消するため出不精の人見知りが必死に出歩いては人と話す活動中なのだ。
赤ちゃんの集まりは盛況で、みんなうちの次女よりは大きい赤ちゃんだったけど楽しかった。長女も大人しく遊んでいた。その後、同じ3歳と0歳のきょうだいを持つお母さん方と少し仲良くなって話し込む。赤ちゃんがえりの話も聞いて貰えてさっぱりした。
子供の遊び場と名の付くものなら病院の待合室ですら相当粘るうちの長女、児童館となるとなかなかキリが悪く苦労して連れ帰る。
帰って超遅い昼食をとり、子供達を寝室に連れて行って、寝ようとしない娘に「寝なさい」を連呼しながら昨日買ってきた豚バラブロックで豚の角煮を作る(最近圧力鍋料理にハマっている)。
味付けをバッチリして加圧を始め、合間に洗い物をしようとした瞬間、いきなり強い揺れ。
2日前にも強い地震が来ていた。すぐに火を止め寝室へ。その間にも揺れはどんどん激しさを増しすぐに激しい横揺れに。次女は寝ていたが長女はまだ寝ておらず、怖いようと半泣き。娘達を両手で押さえながら、家具をほとんど置いていない寝室の隅にうずくまって揺れがおさまるのを待つ。
食器棚の引き出しは全部開き、中の食器類も凄い音を立てる。まだ飾ってあったお雛様は台の上で落下寸前の状態になりながらコードに引っ張られ踏みとどまったが、固定されていない棚の上の物は全て下に落ちた。冷蔵庫の扉も3つ全て開いた。こんな激しい揺れは生まれてから一度も経験したことがない。宮城県沖だ。来たんだ。と、この時点ではそう思っていた。
間髪を入れず強い余震がやってくる。余震の合間に無事を伝えるメールを親族に送信し、避難経路を確保し、ドアを開けて固定し、マンション自体が大丈夫か確認、他の部屋から煙が出ていないかも確認。暖房が消えて寒いのと、いざという時すぐ逃げるために上着を着て携帯でテレビを見るが、情報がまだ余り入っていないようで、どこまでが揺れたのか、青森は大丈夫なのかがわからない。その合間に数人の親族から返信あり。王さんも無事で今から戻るとのこと。王さんは今日は海の方で現場があり、現場責任者として出張の可能性があったのだが行かなくてすんだので仙台の事務所にいた。「海の方に行っていたら、こんなに早く戻って来られなかっただろうからラッキーだったな」とこの時点で考えていたのだが、後から考えるとラッキーどころではない話だった。