(※出産編)お産マメ知識

さて、お産の進みを読み取る尺度として、「陣痛」「子宮口」「破水」がある。
陣痛は最もメジャーなのではないだろうか。私も妊娠する前からお産といえば陣痛と思っていた。陣痛とは子宮が収縮するためのもので、子宮内にいる赤ちゃんを押し出そうとする力となるのだ。実はこの陣痛、赤ちゃん本人が出すサインによって始まるものらしい。人間、生まれてくる時には皆自分の意思で生まれてくるのか、とこれを知ったときには驚きとともに感慨深かった。
そして破水。これはバシャーンとくる破水とチョロチョロとくる破水との2種類あって、前者の場合破水後すぐ陣痛がきてお産が始まる場合がほとんどだが(何しろ相当な量の羊水が出て行ってしまうので赤ちゃんの方でも「ヤベッ」て感じですぐ陣痛を促すのだ)、後者の場合は私のように、すぐにお産には至らない場合があるのだ。
そして子宮口。これは非常に重要。何しろ、陣痛がいくら進んでも子宮の出口である子宮口が開かない内は赤ちゃんは出てこられない。ちなみに経産婦の場合初産婦よりもお産が進みやすいというのはこの子宮口にその要因がある。経産婦の方が一般により子宮口が柔軟で開きやすいのだ。そして初産婦の私は予定日を超過しても子宮口が硬く、完全に閉鎖したままだったため(陣痛が始まる前から子宮口は開いている人は開いているのだ)、子宮口を柔らかくする注射まで打たれていたのになお破水した時点でも閉鎖だった。それでも昨日の夜までには何とか1.0cmまで開いた。
そして陣痛が始まった今、子宮口は1.5cm開大。これが何を意味するのか。この時点で私はまだ知らなかった・・・。